外国人のエンジニアインターンと仕事をして思ったこと
開発のお仕事をしている会社で、外国人エンジニアが同時に二人入って来ました。
一人はインドネシア人のインターンでA君。そしてもう一人はフランス人のJ君。 二人とも大学卒業したばかりという若さです。
僕は先輩としてインターンのコードレビューや、Issueを作ってToDoを指示したりという事を行いました。
そこで一緒に仕事をして3ヶ月経ち、うまくいかなかった事や改善点などが分かって来たので、それについて書きたいと思います。
思ってもみない方向に行ってしまった
これまではPM(プロジェクトマネージャー)的存在のIさんから、 **「こういう機能が欲しい」「〜したい」**というIssueが作られます。
これは、欲しい機能ややりたい事は書かれていますが、どのように実装するかについては(もちろん)書かれていません。(PMが作成したIssueなので)
これまでのやり方だと、このIssueに対して、必要に応じて、どうするか質問したり、 途中まで作って見せて細部を詰めて前に進めていました。
でも、これがインターンだと上手くいかなかった事でした。
曖昧なままインターンにパスした結果、思ってもなかった方向に独自に進んでしまう事が結構あったんですね。 プルリクエストされたコードを見て、**「なぜそうなった…」**と驚いてしまう事がありました。
それが少しの修正で済めば良いですが、根本的に違う方向に行ってしまうと後戻りも大変です。
そこで、PMがIssueを作ったあと、僕や他のエンジニアたちが実装の詳細やTODOについてコメントを書くようにしました。 これによって、思ってもない結果を得る事はなくなり、スムーズに進むようになりました。
なぜ上手くいかなかったのか
いろんな理由が考えられます。
- 「人に聞く」事を避ける人か、どんどん聞く人か
- 問題にぶつかった時に、どのように解決するか(ちゃんと根本的な解決が出来るか)
- 色々と抜け漏れが多かったり、そもそも注意力不足
- 外国人なので、なおさら明確にしないといけない
「言わなくても分かるよね」という日本人的な暗黙の了解があったりするのが、難しい所ですね。
また、途中から加入したインターンにコンテクストを理解するように求めるのも酷であり、 やはりIssueを明確にするのが必要だと思い至りました。
自分で考えて問題解決する機会
Issueは、Goalを明確にするのはとても良い事なので今後もそうすべきです。 ただ、実装のTODOを詳細に書いてしまう事は、彼ら自身に考えてもらう機会を奪ってしまっています。
自分で問題解決できるようになってもらう良い練習なので、なるべく彼らに考えてもらって進めるように変化を加えるようにしています。
TODOの指示を少し荒くしたり、どうすれば良いと思うか聞いてみたりして、 そこから開発をスタート出来るように心がけています。
成長してとても戦力になってくれているインターンなので、この調子で伸びて行って欲しいと思います!