ジョージア工科大学のOMSCS(オンラインのコンピュータサイエンス修士課程)とは

ここでは、僕の進学する予定のジョージア工科大学のOMSCSというプログラムについてご紹介したいと思います。

1. ジョージア工科大学のOMSCS(オンライン・コンピュータサイエンス修士)とは

ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology, 通称: Georgia Tech)は、日本ではあまり知られてないのですが、アメリカでトップクラスの工科大学です。専攻科目のほぼすべてがUSのTop 10に入っており、コンピュータサイエンスでは世界で8位と評価されています。世界大学ランキングでもTOP 100には必ず入っており、世界的にとても評価の高い大学です。ちなみに、日本の大学でTOP 100に入っているのは東大と京大ぐらいです。

このジョージア工科大学が2014年にスタートしたのが、「OMSCS」と呼ばれる「Online Master of Science in Computer Science」コースです。日本語でいうオンラインのコンピュータサイエンス修士です。

このプログラムの画期的なポイントは、

  • すべてオンラインで受講可能

  • 学費がとても安い

  • 学位は通学のものと全く同一のものである

という点です。それぞれ見て行きましょう。

2. すべてオンラインで受講可能

すべての授業がオンラインで受講できて、一度も大学へ行くことなく、卒業が可能です。日本では一部の大学で通信が可能ですが、自分の学びたいコンピュータサイエンス修士ではオンラインで卒業できる所はなかったように思います。

また、授業はUdacityを使って受講できます。Udacityというのは、MOOCsと呼ばれるオンライン授業のプラットフォームです。使い慣れたUdacityで受講できるのは僕にとっては嬉しい点の1つです。

3. 授業料がとてもリーズナブル(というか破格)

授業料がとても安いのです。卒業までにかかるすべての費用が、なんと約7,000ドル(約80万円)程度です。

よく勘違いされるのですが、年間ではなく、卒業までのトータルコストです。学期の始めに受講する授業の分だけお金を払う仕組みなので、1つのセメスターにつき約10万円程度の予算で大丈夫と思います。(フルタイムの学生で、受講する授業が多いと20万円ぐらい必要かも知れません)

他の大学院と比較すると、これがいかに破格なのかがよく分かります。 安いと言われる大学院が卒業までトータルで約2万ドル(220万円)ぐらいします(これでも本当に安いです)。その他のスタンフォードなどの大学院は最低でも4〜5万ドル、高ければもっと必要です。

4. 学位は通学のものと全く同一のものである

オンラインで卒業できるプログラムですが、取得できる学位は通学のものと全く同じです。

学位は、“Master of Science in Computer Science”です。”Online”などの名称は付きません。この点については気になる人も多いようで、FAQに明記してあります。(こちら)

この点については一部で批判的な議論もあります。例えば、通学の学費はオンラインに比べて何倍も高いのに同じ学位では不公平だという主張です。しかしながら、Georgia Techでは「通学もオンラインも同じ難易度で同じタスクをこなしているため、与えられる学位も同じであるべき」と答えています。こういったGeorgia Techの考え方についても素晴らしいと思っています。

5. 豊富なカリキュラムと専攻

4つの専攻を選択できます。

  • Computational Perception & Robotics
  • Computing Systems
  • Interactive Intelligence
  • Machine Learning

専攻によって必須のクラスが変わります。 僕はまだ決めてませんが、おそらくMachine Learning(機械学習)、またはComputing Systemsを選ぼうかなと考えています。

開講中のクラス一覧はこちらに一覧があります。

6. まとめ

「Georgia Techはなぜこのようなプログラムを開始したのか?」以前、ある記事でみた質問です。Georgia Techの答えはこうでした。“because we can, and we should.” 我々には可能だし、そうすべきだからだ、という事です。

オンラインなのでアメリカにいなくても受講可能ですし、この金額ならば従来の大学院には行く事が出来なかった人でも可能です。そして、世界中でソフトウェアエンジニアの需要は高まっており、優秀な人材を育成するという責務もあります。学費は毎年上がり続けている中で、このような理念で開始したこのプログラムは本当に素晴らしいと感じています。

もしアメリカのコンピュータサイエンス修士に興味があれば、ぜひ検討してみてください。僕は2019年1月から授業がスタートするのを楽しみにしています。 大学院受験の仕方や必要な書類などについては別の記事でまた書きたいと思います👌

@takp