日本に帰って感じること
普段はタイのバンコクに住んでいて、たまに日本に帰ります。 今回、日本に10日間ほどいたので、日本で感じた事を書いてみようと思います。
食事が安くて美味い
日本に帰って一番楽しみなのは、日本の食事です。 これは海外在住の日本人なら皆が共感してくれるはずです。 タイのバンコクは日本食がたくさんあり、日本食には不便しません。 でも、当たり前ですが、鮮度、味、価格、どれを取っても日本食は日本が一番です。
日本と同じ鮮度・味のものを海外で食べようと思うと、日本の2倍の値段を支払う覚悟が必要です。 もしくはそれ以上…
街中や住宅街がとても静か
まず車の音が静かです。普通の声で外でも会話できます。
それがタイだとうるさい車がとても多く、バスが爆音を上げて走ってたりします。 バイクも多いので、道路の近くだと大声で話さないと隣の人と会話できません。
変化が遅い
大阪に帰る事が多いので大阪の話になりますが、1年ぶりに日本に帰っても それ程変わっていません。 バンコクだと数ヶ月見てないうちにお店も建物も変わっていたりします。 この辺のスピード感は、日本は遅いように思います。
高齢者が多い
タイのバンコクも高齢化が問題になっていますが、日本には敵いません。 日本で電車に乗って、ふと周囲を見ると7割が高齢者ということも珍しくありません。 もちろん、朝晩の通勤の時間帯はそんなことはありませんが、街中を見ても高齢者が多い印象を受けます。
日本は実は物価が安い
日本食の話ともかぶりますが、日本は物価が高いと思っている人が多いですが、そうでもないです。 東南アジアは物価が毎年上がり続けていて、日本との差はすごい勢いでなくなりつつあります。 タイの屋台やマッサージの値段だけを見てタイは物価が安いと思いがちですが、 タイは貧富の差が日本よりもはるかに大きいので、貧しい人達の時給はとても安いです。
それに反して、中産階級の人の所得は目にみえて増えてきており、日本の中産階級との差が 一体どれだけあるのかと思うと、もはや大きな差はないと思った方が良いのではないでしょうか。
教育、医療、食事、住宅など、タイで良いもの・良いサービスを受けようと思ったら、 日本よりも高いお金がかかる事は珍しくないです。 トータルでは日本の方が生活費が安くなる事は多々あります。
たまに帰る僕にとっては、日本の物価が安いのは良いことですが、 日本が相対的に安くなっているというのは嬉しい事ではありません。
日本は良いんだけど…
日本に帰るといつも思うのは、日本っていいなぁ…ということ。 メシも安くて美味いし、安全だし、医療も安心です。 でも毎回思うのが、なんというか、変化していない日本に長くいて それに慣れてしまうのが怖くなります。
子供が学校で学んでいる内容や学び方も僕の世代と大きく変わりがないですし、 毎年繰り返される新卒大学生たちの就職活動の様子、 政治も大きな改革はなく似たような事の繰り返し。 実際には小さな変化はありますが、大きな変化は僕には見えていません。
海外や東南アジアの方が色んな変化のスピードが早く感じます。 僕はどんどん変化していきたいし、変化の最前線にいたいと思います。
日本に住むのは良いんだけど…やっぱり違うかな、というのが今の僕の心境です。