Ethereum(イーサリアム)の公式Wikiを読んだのでそのまとめ

Ethereum Wiki

Ethereum(イーサリアム)の勉強のため、公式なWikiを読んでみました。

Introductionなので込み入った話は書かれていませんが、公式なメッセージとして何を発言しているのかを知る事には意味があります。例えば、Ethereumの問題として言われていること、例えば、スケーラビリティや量子コンピュータによる攻撃についてなど、そういった問題についても説明をしています。

以下は自分用にまとめたメモですが、参考になれば嬉しいです。気になる所があれば、原文を読んでみてください。

About Ethereum

  • Ethereumは、分散化されたブロックチェーンプラットフォーム。
  • 分散化テクノロジーは、P2Pネットワークを使用している。Web3.0につながる技術である。

Uses: 用途

  • Dapp (decentralized application: 分散型アプリケーション)を作れる
  • Dapps (分散型アプリケーション)の一覧
  • 市場分析: 時価総額 118.5 billion USDある。Bitcoinに比べてもかなり早い成長率で、ファンダメンタルもBitcoinよりも良い。

Issues: 課題

  • Scalability: スケーラビリティ。さらに多くのトランザクションを処理できるようにスケールしないといけない。
  • Proof of work / proof of stake / other proving methods: 多大な計算量が必要な点についての批判があるが、現在の金融システムを維持するエネルギー消費と比べると少ないと説明。
  • Quantum computing attcks: 量子コンピュータによる攻撃。解決策があり、近々Constantinople releaseにて実装される予定。
  • No technological artefacts can be a panacea: 万能薬である技術(作品)は存在しない。詳しい議論はここ参照 -> Co-evolving the Phase Shift to Crypto Capitalism by Founding The Ethereum Commons Co-op

How do you buy and sell Ether, the currency of Ethereum?: どうやってEtherを買うか?

  • P2Pで取引可能なLocalEthereumと、中央集権的な取引所(coinbase, bitflyer等)とどっちが良いか。

Development: 開発

コアの開発をしたければチェック。

読んでみて

Issues: 課題についてきちんと言及している点がとても良いなと思いました。また、オープンソースなので、いまのEthereumのプロトコルはYellow Paperでまとめられていたり、Ethereumを今後どうしていくかについてはEIPsで議論されているように、誰でもその情報にアクセス可能なのは素晴らしいですね。

技術的な説明はされていないので、さらに詳しいドキュメントを読んでいきたいと思います。

@takp