米・ジョージア工科大学のOMSCS(オンラインのコンピュータサイエンス修士課程)に合格するまで

1. ジョージア工科大学のOMSCSに合格しました

2018年9月、ジョージア工科大学のOMSCS・オンラインのコンピュータサイエンス修士課程から正式な合格通知を受取る事が出来ました。

オンラインの修士プログラムですが、専攻プロセスは通学のものと全く同じです。そのため、エッセイや推薦状、TOEFL等も必要なので、準備は結構大変でした。どういったものが必要なのか、この記事で解説したいと思います。

なお、ジョージア工科大学(Georgia Tech)のOMSCSプラグラムの内容については、こちらに詳しく書いてみたので良かったら見てください。

2. 入学基準

Admission Criteriaとして説明されています。

  • コンピュータサイエンスまたは関連分野の学位
  • GPAは3.0以上

が推奨されています。原文では“Preferred”と書かれているので必須ではないようですが、この基準に合致しない場合は、ケースバイケースでの判断となるようです。僕の場合は、大学で物理学科だったのですが、ひょっとして関連分野に含まれないのでは…と恐れていましたが、大丈夫でした。

そして、英語がネイティブではないので、TOEFLのスコアの提出が必要です。

  • TOEFL iBT 100点以上(120点満点) (必要な点数は記載が見当たらなくなったので変わった可能性あり)

TOEFL iBTもなんとか104点を取れたので、そこは安心する事ができました。

3. 提出が必要な書類

3.1 レジュメ

英語版の履歴書です。日本の履歴書とは書き方がかなり異なりますし、決まったフォーマットはないので注意が必要です。ResumeやCVで検索すると出てくると思うので、それらを参考にして準備しましょう。

3.2 大学の成績証明書と卒業証明書

大学の成績証明書と卒業証明書です。

Georgia Techでは、出願時にはスキャンしたファイルのアップロードで大丈夫でした。仮の合格通知を受け取った後に、オリジナルの書類を送付する必要があります。(* 他の大学院では最初からオリジナルの提出が必要でした)

3.3 TOEFLのスコア

TOEFL iBTのスコアを提出する必要があります。

出願に必要な点数は100点以上(120点満点)でした。しかし、いま改めてウェブサイトを見ると点数の記載がない(?)ように思います。足切りの点数を明記を辞めたのか…ちょっとわかりません。

Georgia Techの大学院全体で定めているTOEFL iBTの点数は、90点以上(各セクション最低19点以上)となっています。(Link

3.4 エッセイ / SOP (Statement of Purpose)

2種類のエッセイを書く必要があります。

  • Essay (1): Career Objectives and Background Essay “What has prepared you for this program?” (Up to 2,000 characters)

  • Essay (2): Statement of purpose Academic and career plans. (Up to 4,000 characters)

エッセイもきっちり読まれるとの事ですし、しっかり注力して差別化する方が良いと思います。

僕が重要視したのは、

  • 自分がなぜ勉強したいのか、する必要があるのか

  • 自分は卒業するための実力や能力、適正があるという事の説明

  • 卒業後にどうしたいのか、どのようなキャリアを築きたいのか

というポイントです。これらの点について実例を交えながら書くのが良いと思います。

また、書いたエッセイを知人に見てもらったりして、何度も書き直すと少しずつ良くなっていきます。事実の羅列を書いていくよりも、ストーリーとして興味深く読めるようなものにできればベストだと思います。

3.5 3名からの推薦状

僕はすでに仕事をしてたので、以下の3名に推薦状をお願いしました。

  • 大学時代の指導教授
  • 尊敬する先輩のソフトウェアエンジニア
  • クライアント(ソフトウェア開発をしているお客さん)

職歴がある人の場合は、上司に1通、同僚や職場の人にもう1通、大学時代の先生に1通というのが良いと聞き、そのようにお願いしました。大事なのは自分の事をよく知っている人に依頼する事です。いくら偉い人に書いてもらったとしても、具体的なエピソード等を書いてもらうことは期待できません。また、当然の事ながら、家族や兄弟は信用してもらえませんのでダメです。

幸い、皆さんに快諾して頂き、推薦状を書いて頂けたので大変助かりました。 大学で指導いただいた教授は別の大学に移っていたのものの、まだ現役で教授をされており、推薦状を書いて頂くことが出来ました。少なくとも一人はアカデミックな領域の人の推薦状があるのが望ましいようです。

(* 余談ですが、過去に東京大学の林教授が推薦状について書かれていた文章が素晴らしかったので、良かったら見てみてください。私が書く米欧の大学院向けの推薦状について - 林 文夫

3.6 不要なもの(GRE)

GREは不要でした。GREとは、アメリカの大学院に行きたい人が受ける統一テストのようなものです。任意で提出することも出来ますので、すでに受験していて、自身がある人は提出するのが良さそうです。

僕は別の大学院も受験するためにGREを受けましたが、GREの英語は超難問過ぎて解ける気がしないレベルでした。アメリカ人のネイティブの大学生が受ける試験なので、そりゃそうなのですが、英語の自信を無くしてしまうレベルです。逆に数学は結構簡単なので、そちらで点数を稼いでなんとかする…という戦略になると思います。

4. スケジュール

入学時期は年に2回(Spring, Fall)あるのですが、だいたい4−5ヶ月前に出願の締切りがあります。

TOEFLの試験やエッセイ、推薦状などどれも準備に時間がかかりますので、余裕を持って準備する事をおすすめします。

5. まとめ

僕自身が受験して思ったことですが、準備がとても大変でした。土日の時間を使って準備を進めましたが、なかなか慣れない事で事前知識もなかったので、一つ一つ調べてやっていきました。

準備が大変なので軽い気持ちでは受験できないかも知れませんが、コンピュータサイエンス修士の学位が欲しい、大学院レベルの勉強をしたいという人はぜひ受験してみてください。この記事が参考になれば幸いです。頑張りましょう💪

参考リンク

by @takp