金の地金が枯渇してきている

日経平均が45,000円を突破し、このところ最高値を更新している。 金価格も同様に、高騰が続いている。 ツイッターで知ったのだが、金地金の人気も高まっているようで、小さいインゴットの在庫がなくなってきてるようなのだ。

今般の貴金属価格高騰から小型金地金のご注文が集中し、生産が追い付いていないため、対象の金地金について以下の対応とさせていただきますことご連絡申し上げます。

金地金20g・10g・5gのご注文について: https://gold.mmc.co.jp/info/20250922.html

驚いたことに三菱マテリアルの店頭では、一人当たりの上限個数が定められたり、在庫がなくなったりしているらしい。 ついに日本円からの逃避が始まったのかと思わずにはいられない。

1971年のブレトンウッズ体制の崩壊から、いまの紙幣にはゴールドによる裏付けがない。 その結果どうなったかは明らかで、米ドルも日本円もすべての紙幣の価値が下落し続けている。

コロナ禍が明けてみると、弱くなった日本円を実感して嘆く声をよく聞くようになった。 高くなった海外旅行、iPhone、輸入品。安くなった日本に押し寄せる外国人。 日本円の信用を失うきっかけはたくさんあったはずだ。

さらに、ここ数年続くインフレだ。 長い長いデフレの渦からインフレに転換したのだ。ようやく。 多くの人がゴールドに殺到し始めたのもよく理解できる。 ついに目覚めた、とも言えるだろうか。